上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
一致団結?に思う

                              4月1日(金)

 4月1日付の松戸市の広報に『大地震 一致団結して乗り越えよう』という見出しがあった。サクラ祭りを含めて、諸々の行事が次々と中止になるなかで、この言葉に強く違和感を感じた。
 被災地を中心に多くの困難を抱えていることは十分理解出来る。しかし、「一致団結して乗り越える」ものであろうか。「一致団結」とは思想信条を一致させる人々が、思いを共有化するために使う言葉である。政党や組合ならともかくも、市の行政機関が使う言葉ではない。
 マラソン大会が中止になったために集めていた参加費を被災地募金に送ろうとした行政機関に抗議の声が寄せられたそうだ。被災者に対する気持ちは深いものがあったり、被災者に気持ちを寄せる人々は圧倒的な多数であろう。しかし、善意の押し付けはいただけない。善意はあくまでも、善意であり、それが「強制」をともなうものであったら「善意の強要」であり、その善意は「偽善」となる。
 残念ながら、われわれ庶民の中にも、この「善意」に乗せられてしまう方も少なくないからこそ、それなりの強い立場にいるもの(この場合は行政機関)は、言葉や行為に、十分配慮することが必要最低条件であろう。
 隣の大きな行政機関の長は(現在進行形の選挙の立候補者でもあるが)そのような配慮をしない言動を逆に売りにしているのだが。
 
 日本美術会は『原爆美術展中止』にたいする抗議声明を出した。私もその声明に共感した。
 このような目黒区美術館の開催中止の動きは「善意」に見せかけた「偽善」行為である。
 一定の節制が必要なことは認めるが、自粛自粛でイベントが行われないことが、回り回って世の中の動きを硬直化させ、もの言えぬ社会にしてしまう危険性が増えることが分からないのだろうか。一方で、無理矢理この時期に選挙を行おうとする勢力がいるのに。

 管首相が、陸前高田市を視察した。「なにをしに来た」と被災者が言っていたそうだ。私個人は、首相がこの時期に被災地を訪問することを否定しない。しかし、このように考える被災者がいるのは当然だろうし、そう発言したと報道する社会が健全であり、逆に安心した。

 福島第1原子力発電所の事故については、十分予測出来たし、少なくない人々がとくに福島第1原子力発電所の危険性を指摘して来たのにもかかわらず、このような情けない事故を起こした。
 「原子力発電推進勢力」のすざましい力を、今回のような事故が起きる前から、感じてはいたが、このような事故によって、その「原子力発電推進勢力」は、国内にとどまらず、国際的にも圧倒的な力を持っていることを毎日見せつけれている。
 福島第1原子力発電所周辺の環境は、事故の起きる前のような環境をとり戻すことはもはや不可能となっている。「原子力発電推進勢力」がどのような「落としどころ」に帰結させようとするのか、「一致団結」なんぞしないで、私は十分に監視していきたい。
 
 追記(4月2日)
 日本気象学会が会員の研究者らに,大気中に拡散する放射性物質の影響予測研究成果公表を自粛するように通知したそうだ。私には、これも善意の「偽善」に思えるのだが。
スポンサーサイト
2011.04.01 Fri l その他 l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://kakyoukyoutiba.blog85.fc2.com/tb.php/397-01530e0d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。