科教協
関東甲信越ブロック群馬大会
12月11日(土)12日(日)
会場 前橋市敷島公園内 パークホテル楽々園
参加費
宿泊者 8000円 参加費 2000円 交流会費1000円
鉄づくりをしよう!
科学お楽しみ広場を楽しもう!
11日は9時から<科学お楽しみ広場は12時から>。
『たたら製鉄』で砂鉄を溶かす方法で、一日がかりで鉄をつくりました。
17時からの全体記念講演は福島宣行(のぶつら)さんの「鉄づくりの話」でした。
12日は9時から12時まで、6つの分科会<化学と物理が合同になって結局5分科会>に分かれてレポート発表と協議でした。
参加者は50数名だったそうです。
群馬のみなさんお世話になりました。
私は、午後は敷島公園内を巡ったり、高崎の観音塚考古資料館に寄ったりして、無事19時には自宅に戻りました。
1日目の科学お楽しみ広場には、赤旗の記者や上毛新聞(記事の内容の「教員の指導力向上目的云々」は間違っているけど、上毛新聞って、科学教育活動の記事が継続的に紹介されていますね)の記者が取材に来ていました。
関越自動車道の駒寄PAから下りて、敷島公園には9時前に到着しましたが、目的地のホテル楽々園の駐車場には近づけません。球場をぐるーっと回って入るように道路の標識には出ているのですが、よく分かりませんでした。ここから100m先が楽々園なのですが。

裏道のような道からなんとか楽々園に。私道から入ってしまいました。

9時過ぎていましたので、みなさん鉄づくりを始めています。
砂鉄を計量しています。
左手奥では炭を割っています。

炉づくり開始で。この鉄枠は、後で福島さんに聞くと、福島さんが現役の頃に保護者が作ってくれたそうです。
もちろん、この段階から耐熱レンガで組んでも良いそうですが。
土台部に炭を敷き詰めます。

炭割り作業です。マスクをしながらの、この作業は大変そうに見えました。みなさん、炭の粉ですでに真っ黒になっています。

すでに、磁石で分別した砂鉄。福島さんも初めてという、前橋近郊の利根川河川敷の砂鉄を今回は使ってみるそうです。いあままでは、福島さんの実家のある千葉県の海岸の砂鉄を使って来たそうです。砂鉄の粒子の大きさに少し違い、河野砂鉄の方が大粒です。この砂鉄の分別作業が大変だそうで、1ヶ月位かかっているそうです。

到着して、まずは下準備の様子を見て、私はホテル内のお楽しみ広場の会場を確認。

耐熱レンガを組み始めます。私もちょこっとアリバイ作りのようにお手伝い。

吹き口を組みます。のろ口を開けておきます。

さらにレンガを組んでいきます。

過去に使った耐熱レンガも再利用出来ます。耐熱レンガも融けるような高温になります。

吹き口を上にも作ります。

ひとまず炉は完成。

吹き口の隙間をモルタルで埋めます。

土台部の炭が濡れないように新聞紙を敷きます。


ほぼ完成。

吹き口に送風機をセットします。ホースは洗濯機の排水ホースだそうです。

炭を入れて点火。

炭を上に追加します。

送風機で空気を送ると簡単に炭に着火出来ます。

上の段の吹き口には炭を詰めます。

炭をどんどん(と言っても決まった量)入れていきます。

のろ口にも大きな炭を詰めて

モルタルで隙間を埋めます。

煙突部をセットします。

レンガで固定します。

さらに炭を追加します。

炭が下から燃えて行く様子をレンガの隙間から観察します。

このようにして磁石を使って砂鉄とゴミ等を分別するそうです。

左が海岸の砂鉄。右が川岸の砂鉄。

砂鉄も決まった量を投入します。

決まった量を決まった時間に投入するために記録が欠かせません。

1回目の砂鉄の投入は図々しくも私がさせてもらいました。

砂鉄投入。

炭も投入。

たたらで出来たもの。
鉄工所で側面を切断してもらったもの。

群馬のみなさんからリンゴの差し入れです。


吹き口を付け替えます。
覗き穴が付いています。



外した吹き口には一時的に木炭を詰めます。

パイプを外して、穴を大きな木炭とモルタルで塞ぎます。



覗き穴からの様子。



しっかりモルタルで塞ぎます。

砂鉄と木炭を交互に決まった時間に投入していきます。

安全に留意して交替で子ども達も投入します。

できあがった5kg程のたたらを子ども達がおそるおそる持ってみます。


いつのまにか関東甲信越ブロック集会の看板が建っていました。

敷島公園は前橋市民の憩いの場だそうです。

時間ごとに砂鉄と木炭を入れて行くだけとなりました。
のろ出しまでは、一息入れられます。

昼食のカレー。900円は高いな。

お楽しみ広場の会場へ。

千葉の大村さんの展示ブース。

毎回少しずつ改良しています。


静電気で球が転がります。

13時頃に福島さんに声を掛けられて、のろ出しを見に行きます。

「のろ」とは砂鉄に含まれる不純物のことで、それを取り除きます。





1回目ののろ出しを終えます。
これをもう1回程行います。

また、お楽しみ広場へ。コピアートで遊ぼうのコーナーです。

簡単望遠鏡から簡単カメラ、そして簡単カメラで写真を撮ります。
コピアートを使って光エネルギーの大きさの学習も出来ます。

お楽しみ広場は外でも開催しています。
学童の子ども達の担当はアイスクリーム作りでした。

ドライアイスを使ったアイスクリームですね。

凹面鏡として置かれていたものを光を集める装置として使ってみました。
焦点距離が以外に短くて、どこが商店か分かりにくかったですが、紙を焦がします。

網を当てると瓶の水も表面張力と大気圧で落ちません。


大村さんの手の平だけで沈めたり浮かせたりする浮沈子。
これが難しい。私もその後何度も手が痛くなるほどチャレンジしましたが、完璧には行きませんでした。

いよいよ、けら出しです。

まず煙突部を外します。

覗き窓のようす。けらが沸騰しています。

慎重にレンガを崩して行きます。
1個1個は高熱です。

暑さと重さが大変そうですが、後で聞くとけら出しの中心になって動き回っている福島さんは61歳です。

底にあるけらが見えて来ました。




この中にけらが。

木炭をどかします。

水をかけて温度を下げます。


一部が取れました。



中心部分です。

水に入れます。

すごい音がしました。


残った木炭も水に入れます。



レンガを崩します。

冷めた頃を見計らって。

ドラム缶の水を捨てます。

さまざまな残渣の中からけらは?

福島さんも心配していましたが、出来ています。

この固まりです。

磁石にしっかり付きます。

出来ました。ここまで正味6時間。

けらを割り出します。

5kgありました。
12kgの砂鉄からです。

持たせてもらいましたがずっしりと重い。



このバール状の鉄の棒はちょうど5kgです。


完全に片付けるのは、レンガも冷める明日になりそうです。

コーナーの一角で薫製作りをしていました。

タコやイカはもちろんのことタマゴヤキやカマボコ等何でも薫製に出来るんですね。

子ども達がけらの残渣から飽くことなく磁石で鉄を取り出していました。

講演会場へ。

時間があったので、ミニ講座です。


関東甲信越ブロックのブロック長はちばの杉山さんです。

福島さんの講演が始まりました。

福島さんは総合の時間に子ども達とたたら製鉄に取り組んだそうです。



海に行って砂鉄鶏から始めます。

炭焼きから行います。



基本的な耐火レンガなどの資材や道具は福島さんの方で揃っているそうで、木炭代2万円ほどあれば、どなたでも(?)たたら製鉄を行うことが出来るそうです。もちとん、木炭を作る所からやれば、もっとお金はかかりません。
私からみると、やはり実施するのは涼しい時期が良さそうですが。
砂鉄取りとその洗浄選別がいちばんたいへんそうですが、子ども達は喜々として取り組むそうです。
磁石と砂鉄の関係が面白いようなのです。


平和の問題も語ります。

宿泊する部屋です。

夕食件交流会です。

福島さんと相席になりました。
福島さんは千葉県成田市出身だそうです。

千葉からは4人の参加です。

部屋に戻って交流会の続きとミニ学習会。

いろいろな人が大村さんの浮沈子に挑戦しますがうまくいきません。

IHを使った誘導電流の実験。


0時頃まで交流していたようですが、私は23時には寝ました。

翌日の朝です。赤城山です。

ホテルの周りを散歩します。



赤城山を背景に。



デンデンムシの滑り台ですね。



服部良一の市の歌の歌碑です。


お艶が岩の碑。
なんと大阪城の淀君が逃れてきたというのだけど、無理がありますね。

野球場の向かいがホテル楽々園。




この道を間違って昨日入って来たのです。

昨日来た道を戻ってみます。

浄水場のタンク。
このタンクが登録文化財です。80年前のものです。

遠くに浅間山の白い頂が見えます。

今日もう一度来るつもりです。


朝食です。


ホテルからの浄水場とタンク。

2階のロビー。

なぜかエレベータの横に群馬大学の赤本が。

物理と化学の分科会です。

廃校になった学校の鏡を全て回収して教材にしたそうです。

2枚の鏡をどんどん近づけて行くと。

2枚の鏡を真向かいに向けると。
私も学校に戻ってやってみましたが、アクリル鏡では無理と分かりました。
このような大きさの鏡がちょうど良い大きさですね。

聾学校高等部の生徒がまとめたもの。

夕陽が海ないしは湖にどのように反射するかを課題にしたもの。



生徒がディスプレイとデジカメで無限反射を作り出したもの。

まとめの会です。

お風呂。

受付に昨日のたたらのけらが。

敷島公園を見学します。

ラーメン。500円だったかな?。おいしくなかった。

ここで杉山さんと分かれます。
杉山さんは八ツ場ダムに向かいました。

バラ園を見学します。

ばらの季節ではないので閑散としています。
シーズンには混むようですが。

大きなツリー。

温室に入ります。




温室は暖かいからなのか2家族ほどが食事していました。

パパイヤの木。
雌花です。

雄花です。


わずかにかろうじてバラが咲いていました。

前橋市蚕糸記念館。

残念ながら11月までのオープン。冬は開いていません。
明治末期の洋風建築です。移築したものです。


入口から撮影。



北口。

萩原艸太郎記念館です。無料です。
生家を移築したものです。



土蔵が記念館です。
管理人は誰もいません。




土蔵の瓦に萩の字が。

萩原艸太郎の詩碑。


ばら園の入り口近くのハウスではカルチャーサークルが花のデコパージュをしていました。

入り口近くのお土産屋さん。

敷島公園で。
ずいぶん太ったウサギです。




楽々園を過ぎて、朝行った浄水場へ。

水道資料館。ここも無料です。





水道資料館から。

榛名山です。


江戸時代の水道管だそうです。





楽々園に戻りました。
途中、道沿いのテニスコートで中学生が練習試合をしているのでしょうか、怒鳴り声が聞こえて来ました。監督なのでしょうか、教師なのでしょうか。ふんぞり返って直立不動の女生徒4人程を怒鳴りつけているようすに、現実に戻され、嫌な思いをしました。
正直言って、旅先で、中学生集団の中の教師の姿を見るには嫌ですね。
生徒と教師が響き合っている姿を見るのは素敵な光景ですが。
お楽しみ広場などの科学関係の諸活動で、生き生きと活動する生徒にはいつもほっとする思いがします。

高崎に向かう途中の利根川上流です。

車で40分程で高崎市観音塚考古資料館。この日まで第22回企画展 古墳時代後期『中型円墳の埴輪群像』-高崎市吉井町中原1号墳- というのをやっていた。入館料100円だけど、招待券で入館。
すぐ近くに観音塚古墳。平塚古墳。八幡二子塚古墳があります。

小さいですが小ぎれいな博物館です。







鉄の刀剣です。

さまざまな鉄鉾。

展示が凝っています。





神保下條2号古墳の模型。


綿貫観音山古墳の模型。



八幡遺跡のレプリカ。この遺跡は住宅地になって壊されたそうです。

館の人に聞いて観音塚古墳に。
100m程の所にあります。
館で貸してくれた懐中電灯を持って行きます。



ここから入れます。

真っ暗なので入るのに少し気合が入りますが、入ってみると意外に奥行きがなかったです。奥行きは10m程ででした。

石室です。

石室側から。





古墳の上には祠が。

後円部。


後円部の祠。

なぜか中途半端な緑のフェンスがあります。
後で、菅の人に聞くと落ちないようにと危険防止のためらしいです。

館に戻ります。
館から見える観音塚古墳。

館内のロビー。
館員の方に近くにある平塚古墳や八幡二子塚古墳に行くことも勧められました。

館の隣にあるリンゴの木の畑でしょうか。

平塚古墳です。

墳墓には草や木がこのように繁茂しています。

どこか上がれる所がないか、探していたら、小道が裏手にありました。

墳墓に上がると墓が。

立派な墓地です。
古墳に祠があるのはよくあるパターンですが、このような墓地があるのは初めてです。

登った小道を下ると民家の犬に吠えられました。

資料館に戻るように住宅街を抜けて八幡二子塚古墳に向かいます。

こちらの古墳は看板もありませんが、開けています。
周りは駐車場やグランドゴルフ場が。


こちらはこじんまりとした地蔵があるだけです。


高崎のマンホール。

観音塚古墳周辺でも開発が。

資料館に戻って、あらためて展示史料と比較してみました。




館の人に聞くと八幡二子塚古墳だけ発掘調査をしていないそうです。
観音塚古墳は石室の入口が見つかったことから。平塚古墳は墓地を造成する関係で発掘調査されたようです。開発をともなわないと調査は行えないようです。開発が伴わないと多額の費用がかかる発掘調査は行えないそうです。

高崎市観音塚考古資料館全景。

帰路に付いた頃には15時50分になっていました。
関東甲信越ブロック群馬大会
12月11日(土)12日(日)
会場 前橋市敷島公園内 パークホテル楽々園
参加費
宿泊者 8000円 参加費 2000円 交流会費1000円
鉄づくりをしよう!
科学お楽しみ広場を楽しもう!
11日は9時から<科学お楽しみ広場は12時から>。
『たたら製鉄』で砂鉄を溶かす方法で、一日がかりで鉄をつくりました。
17時からの全体記念講演は福島宣行(のぶつら)さんの「鉄づくりの話」でした。
12日は9時から12時まで、6つの分科会<化学と物理が合同になって結局5分科会>に分かれてレポート発表と協議でした。
参加者は50数名だったそうです。
群馬のみなさんお世話になりました。
私は、午後は敷島公園内を巡ったり、高崎の観音塚考古資料館に寄ったりして、無事19時には自宅に戻りました。
1日目の科学お楽しみ広場には、赤旗の記者や上毛新聞(記事の内容の「教員の指導力向上目的云々」は間違っているけど、上毛新聞って、科学教育活動の記事が継続的に紹介されていますね)の記者が取材に来ていました。

関越自動車道の駒寄PAから下りて、敷島公園には9時前に到着しましたが、目的地のホテル楽々園の駐車場には近づけません。球場をぐるーっと回って入るように道路の標識には出ているのですが、よく分かりませんでした。ここから100m先が楽々園なのですが。

裏道のような道からなんとか楽々園に。私道から入ってしまいました。

9時過ぎていましたので、みなさん鉄づくりを始めています。
砂鉄を計量しています。
左手奥では炭を割っています。

炉づくり開始で。この鉄枠は、後で福島さんに聞くと、福島さんが現役の頃に保護者が作ってくれたそうです。
もちろん、この段階から耐熱レンガで組んでも良いそうですが。
土台部に炭を敷き詰めます。

炭割り作業です。マスクをしながらの、この作業は大変そうに見えました。みなさん、炭の粉ですでに真っ黒になっています。

すでに、磁石で分別した砂鉄。福島さんも初めてという、前橋近郊の利根川河川敷の砂鉄を今回は使ってみるそうです。いあままでは、福島さんの実家のある千葉県の海岸の砂鉄を使って来たそうです。砂鉄の粒子の大きさに少し違い、河野砂鉄の方が大粒です。この砂鉄の分別作業が大変だそうで、1ヶ月位かかっているそうです。

到着して、まずは下準備の様子を見て、私はホテル内のお楽しみ広場の会場を確認。

耐熱レンガを組み始めます。私もちょこっとアリバイ作りのようにお手伝い。

吹き口を組みます。のろ口を開けておきます。

さらにレンガを組んでいきます。

過去に使った耐熱レンガも再利用出来ます。耐熱レンガも融けるような高温になります。

吹き口を上にも作ります。

ひとまず炉は完成。

吹き口の隙間をモルタルで埋めます。

土台部の炭が濡れないように新聞紙を敷きます。


ほぼ完成。

吹き口に送風機をセットします。ホースは洗濯機の排水ホースだそうです。

炭を入れて点火。

炭を上に追加します。

送風機で空気を送ると簡単に炭に着火出来ます。

上の段の吹き口には炭を詰めます。

炭をどんどん(と言っても決まった量)入れていきます。

のろ口にも大きな炭を詰めて

モルタルで隙間を埋めます。

煙突部をセットします。

レンガで固定します。

さらに炭を追加します。

炭が下から燃えて行く様子をレンガの隙間から観察します。

このようにして磁石を使って砂鉄とゴミ等を分別するそうです。

左が海岸の砂鉄。右が川岸の砂鉄。

砂鉄も決まった量を投入します。

決まった量を決まった時間に投入するために記録が欠かせません。

1回目の砂鉄の投入は図々しくも私がさせてもらいました。

砂鉄投入。

炭も投入。

たたらで出来たもの。
鉄工所で側面を切断してもらったもの。

群馬のみなさんからリンゴの差し入れです。


吹き口を付け替えます。
覗き穴が付いています。



外した吹き口には一時的に木炭を詰めます。

パイプを外して、穴を大きな木炭とモルタルで塞ぎます。



覗き穴からの様子。



しっかりモルタルで塞ぎます。

砂鉄と木炭を交互に決まった時間に投入していきます。

安全に留意して交替で子ども達も投入します。

できあがった5kg程のたたらを子ども達がおそるおそる持ってみます。


いつのまにか関東甲信越ブロック集会の看板が建っていました。

敷島公園は前橋市民の憩いの場だそうです。

時間ごとに砂鉄と木炭を入れて行くだけとなりました。
のろ出しまでは、一息入れられます。

昼食のカレー。900円は高いな。

お楽しみ広場の会場へ。

千葉の大村さんの展示ブース。

毎回少しずつ改良しています。


静電気で球が転がります。

13時頃に福島さんに声を掛けられて、のろ出しを見に行きます。

「のろ」とは砂鉄に含まれる不純物のことで、それを取り除きます。





1回目ののろ出しを終えます。
これをもう1回程行います。

また、お楽しみ広場へ。コピアートで遊ぼうのコーナーです。

簡単望遠鏡から簡単カメラ、そして簡単カメラで写真を撮ります。
コピアートを使って光エネルギーの大きさの学習も出来ます。

お楽しみ広場は外でも開催しています。
学童の子ども達の担当はアイスクリーム作りでした。

ドライアイスを使ったアイスクリームですね。

凹面鏡として置かれていたものを光を集める装置として使ってみました。
焦点距離が以外に短くて、どこが商店か分かりにくかったですが、紙を焦がします。

網を当てると瓶の水も表面張力と大気圧で落ちません。


大村さんの手の平だけで沈めたり浮かせたりする浮沈子。
これが難しい。私もその後何度も手が痛くなるほどチャレンジしましたが、完璧には行きませんでした。

いよいよ、けら出しです。

まず煙突部を外します。

覗き窓のようす。けらが沸騰しています。

慎重にレンガを崩して行きます。
1個1個は高熱です。

暑さと重さが大変そうですが、後で聞くとけら出しの中心になって動き回っている福島さんは61歳です。

底にあるけらが見えて来ました。




この中にけらが。

木炭をどかします。

水をかけて温度を下げます。


一部が取れました。



中心部分です。

水に入れます。

すごい音がしました。


残った木炭も水に入れます。



レンガを崩します。

冷めた頃を見計らって。

ドラム缶の水を捨てます。

さまざまな残渣の中からけらは?

福島さんも心配していましたが、出来ています。

この固まりです。

磁石にしっかり付きます。

出来ました。ここまで正味6時間。

けらを割り出します。

5kgありました。
12kgの砂鉄からです。

持たせてもらいましたがずっしりと重い。



このバール状の鉄の棒はちょうど5kgです。


完全に片付けるのは、レンガも冷める明日になりそうです。

コーナーの一角で薫製作りをしていました。

タコやイカはもちろんのことタマゴヤキやカマボコ等何でも薫製に出来るんですね。

子ども達がけらの残渣から飽くことなく磁石で鉄を取り出していました。

講演会場へ。

時間があったので、ミニ講座です。


関東甲信越ブロックのブロック長はちばの杉山さんです。

福島さんの講演が始まりました。

福島さんは総合の時間に子ども達とたたら製鉄に取り組んだそうです。



海に行って砂鉄鶏から始めます。

炭焼きから行います。



基本的な耐火レンガなどの資材や道具は福島さんの方で揃っているそうで、木炭代2万円ほどあれば、どなたでも(?)たたら製鉄を行うことが出来るそうです。もちとん、木炭を作る所からやれば、もっとお金はかかりません。
私からみると、やはり実施するのは涼しい時期が良さそうですが。
砂鉄取りとその洗浄選別がいちばんたいへんそうですが、子ども達は喜々として取り組むそうです。
磁石と砂鉄の関係が面白いようなのです。


平和の問題も語ります。

宿泊する部屋です。

夕食件交流会です。

福島さんと相席になりました。
福島さんは千葉県成田市出身だそうです。

千葉からは4人の参加です。

部屋に戻って交流会の続きとミニ学習会。

いろいろな人が大村さんの浮沈子に挑戦しますがうまくいきません。

IHを使った誘導電流の実験。


0時頃まで交流していたようですが、私は23時には寝ました。

翌日の朝です。赤城山です。

ホテルの周りを散歩します。



赤城山を背景に。



デンデンムシの滑り台ですね。



服部良一の市の歌の歌碑です。


お艶が岩の碑。
なんと大阪城の淀君が逃れてきたというのだけど、無理がありますね。

野球場の向かいがホテル楽々園。




この道を間違って昨日入って来たのです。

昨日来た道を戻ってみます。

浄水場のタンク。
このタンクが登録文化財です。80年前のものです。

遠くに浅間山の白い頂が見えます。

今日もう一度来るつもりです。


朝食です。


ホテルからの浄水場とタンク。

2階のロビー。

なぜかエレベータの横に群馬大学の赤本が。

物理と化学の分科会です。

廃校になった学校の鏡を全て回収して教材にしたそうです。

2枚の鏡をどんどん近づけて行くと。

2枚の鏡を真向かいに向けると。
私も学校に戻ってやってみましたが、アクリル鏡では無理と分かりました。
このような大きさの鏡がちょうど良い大きさですね。

聾学校高等部の生徒がまとめたもの。

夕陽が海ないしは湖にどのように反射するかを課題にしたもの。



生徒がディスプレイとデジカメで無限反射を作り出したもの。

まとめの会です。

お風呂。

受付に昨日のたたらのけらが。

敷島公園を見学します。

ラーメン。500円だったかな?。おいしくなかった。

ここで杉山さんと分かれます。
杉山さんは八ツ場ダムに向かいました。

バラ園を見学します。

ばらの季節ではないので閑散としています。
シーズンには混むようですが。

大きなツリー。

温室に入ります。




温室は暖かいからなのか2家族ほどが食事していました。

パパイヤの木。
雌花です。

雄花です。


わずかにかろうじてバラが咲いていました。

前橋市蚕糸記念館。

残念ながら11月までのオープン。冬は開いていません。
明治末期の洋風建築です。移築したものです。


入口から撮影。



北口。

萩原艸太郎記念館です。無料です。
生家を移築したものです。



土蔵が記念館です。
管理人は誰もいません。




土蔵の瓦に萩の字が。

萩原艸太郎の詩碑。


ばら園の入り口近くのハウスではカルチャーサークルが花のデコパージュをしていました。

入り口近くのお土産屋さん。

敷島公園で。
ずいぶん太ったウサギです。




楽々園を過ぎて、朝行った浄水場へ。

水道資料館。ここも無料です。





水道資料館から。

榛名山です。


江戸時代の水道管だそうです。





楽々園に戻りました。
途中、道沿いのテニスコートで中学生が練習試合をしているのでしょうか、怒鳴り声が聞こえて来ました。監督なのでしょうか、教師なのでしょうか。ふんぞり返って直立不動の女生徒4人程を怒鳴りつけているようすに、現実に戻され、嫌な思いをしました。
正直言って、旅先で、中学生集団の中の教師の姿を見るには嫌ですね。
生徒と教師が響き合っている姿を見るのは素敵な光景ですが。
お楽しみ広場などの科学関係の諸活動で、生き生きと活動する生徒にはいつもほっとする思いがします。

高崎に向かう途中の利根川上流です。

車で40分程で高崎市観音塚考古資料館。この日まで第22回企画展 古墳時代後期『中型円墳の埴輪群像』-高崎市吉井町中原1号墳- というのをやっていた。入館料100円だけど、招待券で入館。
すぐ近くに観音塚古墳。平塚古墳。八幡二子塚古墳があります。

小さいですが小ぎれいな博物館です。







鉄の刀剣です。

さまざまな鉄鉾。

展示が凝っています。





神保下條2号古墳の模型。


綿貫観音山古墳の模型。



八幡遺跡のレプリカ。この遺跡は住宅地になって壊されたそうです。

館の人に聞いて観音塚古墳に。
100m程の所にあります。
館で貸してくれた懐中電灯を持って行きます。



ここから入れます。

真っ暗なので入るのに少し気合が入りますが、入ってみると意外に奥行きがなかったです。奥行きは10m程ででした。

石室です。

石室側から。





古墳の上には祠が。

後円部。


後円部の祠。

なぜか中途半端な緑のフェンスがあります。
後で、菅の人に聞くと落ちないようにと危険防止のためらしいです。

館に戻ります。
館から見える観音塚古墳。

館内のロビー。
館員の方に近くにある平塚古墳や八幡二子塚古墳に行くことも勧められました。

館の隣にあるリンゴの木の畑でしょうか。

平塚古墳です。

墳墓には草や木がこのように繁茂しています。

どこか上がれる所がないか、探していたら、小道が裏手にありました。

墳墓に上がると墓が。

立派な墓地です。
古墳に祠があるのはよくあるパターンですが、このような墓地があるのは初めてです。

登った小道を下ると民家の犬に吠えられました。

資料館に戻るように住宅街を抜けて八幡二子塚古墳に向かいます。

こちらの古墳は看板もありませんが、開けています。
周りは駐車場やグランドゴルフ場が。


こちらはこじんまりとした地蔵があるだけです。


高崎のマンホール。

観音塚古墳周辺でも開発が。

資料館に戻って、あらためて展示史料と比較してみました。




館の人に聞くと八幡二子塚古墳だけ発掘調査をしていないそうです。
観音塚古墳は石室の入口が見つかったことから。平塚古墳は墓地を造成する関係で発掘調査されたようです。開発をともなわないと調査は行えないようです。開発が伴わないと多額の費用がかかる発掘調査は行えないそうです。

高崎市観音塚考古資料館全景。

帰路に付いた頃には15時50分になっていました。
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