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小林多喜二と貧しき人々の群れ

                             2月27日(土)

 先日、「歴史秘話ヒストリア」というテレビ番組で、小林多喜二と蟹工船を扱った番組を観た。小林多喜二は29歳で虐殺されたのだから、前にも知っていたことであろうが、「小林多喜二が蟹工船を書いたのは25才の時」ということをあらためて認識して驚いた。おそらく構想を練りだして、函館に取材し始めたのは24才のことであろう。
 そのことを、ある女性に話したら「宮本百合子は貧しき人々の群れを書いたのは17才の時よ」と言われてしまった。確かにそうなのだが、そういえば私は、貧しき人々の群れを前々から読もうとしていて読み終わっていないことに気が付いた。伸子や播州平野は若い頃に読んだことはあったのだが。
 手っ取り早い方法である「青空文庫」(ネット配信)で読むことにした。2時間程で読み終える。読んでみて唸った。おそらく彼女は、16才からこのような文章を書こうとしていたはずだ。大人の眼から観れば、確かに青臭い想いや表現も見られるが、すでに彼女の生涯を貫くものが行間に溢れ出ているのだ。
 実は、私は読みながら、学校現場での子ども達のことや現代社会の貧困問題に想いを馳せながら読んだたのだ。現在の学校現場は、単なるヒューマニズムの心のみでは、生徒の心に学ぶ喜びの想いは伝わらない。『学ぶことが自分たちの世界を広げること』をどのように、子ども達に理解してもらうか、悪戦苦闘する毎日である。貧困問題(精神的貧困も含む)は学ぶことに壁を作る。物理的にも精神的にも。
 「貧しき人々の群」は小林多喜二の蟹工船とともに、現在社会にあって、読み返すべき作品であることを強く感じた。
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2010.02.27 Sat l その他 l COM(0) TB(0) l top ▲

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