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教育課程学習交流会
子どもから出発する学校をつくろうよ

                               1月30日(土)

 例年参加している教育課程学習交流会に参加した。今年は公園はなく、各支部からのレポートが問題提起として報告された。参加費は無料。

 午前中
 基調報告
 松戸の佐古さん

 東葛の前田さんから 教育課程づくり
 習八の宮内さんから 移行措置による補助教材の扱い 主に算数
 印旛の瀧川さんから 小学校の外国語教育の実態

 午後
 3つの分散会に分かれて協議した。

 基調報告では、
 改訂学習指導要領が「道徳の時間を要として」位置づけていること、「伝統と文化」の強調と教育内容の組み立てを要求し、とくに「伝統」が強調されていること、詰め込み教育推進と教育格差作り垣間見えれることが報告された。「できる子」には「活用力」。「できない子」には最低限の「重点指導事項例」が出されている。基礎的・基本的な知識の重視は強調されているが、学ぶ喜びから切り離された機械的な反復練習に留まり、中身は大変貧しいものになる危険性が高い。知識の獲得が学ぶ喜びをもって子どもたちに受け入れ止められるものとしておこなわれるべきである。言語活動の類型化、マニュアル化は認識と切り離された技術主義に陥る可能性が高い。高校生の就職状況に見られるように、子ども達の経済状況は、学習意欲に結びつく、深刻な環境を形成している。
 「できあいの教育課程」ではなく、子ども達の実態を出発点に、学校現場で「自主的な教育課程」をつくるべく、教育課程づくりの見通しをつかみとっていこうと提起された。

 東葛の前田さんからは、自校の教育課程づくりの実際を報告。
 習八の宮内さんから 算数を例に、移行措置による教材の扱い 子ども達の実態を報告した。とくに4年生で授業が遅れ、「できない子」が続出する可能性が高い、という。面積の学習が厳しい。子ども達の多忙な放課後の時間のようすも報告された。
 印旛の瀧川さんから 小学校5・6年での外国語教育の実態を報告された。週1回の授業に来るALTや外国語補助教員は派遣会社から派遣されているとのことである。

第1分散会の話し合いで私が心に留めたこと
 市川のALTは自給3850円。
 教育課程の自主編成と小学校の場合、教材屋のワークでの評価の矛盾。
 学力問題をどう位置づけるか。
 子どもの放課後の時間の確保。子ども達の自律できる時間がない。
 親の要求。アンケートの危険。アンケートをすることで親と教師が対立してしまう。「評価の根拠は?」と問うと、急に収束した。教師は親の要求を調整調節し、合意を得る立場。
 教師の働き方の問題。労働時間を減らすべき。とくに中学校で部活に追われている教師の場合、若手の給与を労働時間で割ると千葉県の最低賃金を下回る。
 労働時間短縮のために人的手配や少人数学級を。

本八幡駅南口。


市川教育会館。
1995年の全面改築されたようで、近隣の市の教育会館の中では立派な方である。




10時30分から開会。全体会の参加者は50人程か。


教育会館の窓から。


このような和室もある。


習八の宮内さんの報告。


お昼は近くの中華料理店のランチ。


バン麺のランチ。750円。


第1分散会。
15時30分には終了した。


終了後に散歩も兼ねて、久し振りに(5年以上振り?)市川市の中央図書館方面に歩いた。
生涯学習センター内に図書館はある。


日本毛織(ニッケ)の工場の跡地に建っているので、隣接して、現代産業科学館、コルトンブラザ(ショッピング・アミューズセンター)がある。


図書館のシンボルオブジェ。


3階に文学プラザがあり、井上ひさし氏が迎えてくれる。


水木洋子氏のコーナー。


水島


オブジェの先端。


現代産業科学館は閉館時間。


1階の入口だけ久し振りに覗きました。


現代産業科学館にあるおりひめ神社。
このような神社があったことは気付かなかった。


コルトンブラザのオブジェ。


下総中山駅までの途中の真間川。この辺りは0m地帯。


下総中山駅まで歩く。
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