女性の元気な
非戦を選ぶ演劇人の会公演
遠くの戦争~日本のお母さんへ~
8月17日(月)
昨年に続いて、今年も新宿のスペース・ゼロに非戦を選ぶ演劇人の会の公演を見に行く。今年は女房も誘った。昨年の、永井愛さん作の『9条は守りたいのに、口べたなあなたへ…』は、大変熱のこもった芝居であったので、今年も期待した。なお、終演後の、渡辺エリと朝倉摂、堤未果の対談も期待した。18日は森光子の特別出演もあるのだそうだ。(ビデオ出演に変更になったとのこと)チケット1500円。指定席。
昨年は、『演劇人の心意気に感心した』と書いたが、今年は、芝居そのものもそうだが、運営に携わる実行委員の方々の姿も会場で見ていると、女性(女優や女性脚本家や演出家)が元気なのがひしひしと伝わって来た。
19日の新聞によると2日間で900名の参加者だそうだ。
まとめの感想
昨年は自宅に22時には帰られたのに、今年は0時。気持ちは分かるが少し盛込み過ぎた感がある。昨年は、芝居だけであったし、芝居も今年の芝居の方が乗船時間が長かった。それにプラス対談があるし、対談が2セットもあるのだから。
堤未果さんの対談も良かったけど、もっと朝倉摂さんの話も聞きたかったなあ。渡辺エリさんの少々せっかちな質問は彼女特有の個性であり、好感を持って見ていることが出来たが、それでもとくに朝倉摂さんの対談は慌ただしく感じてしまった。質問を会場に急に振られたので、ちょっと迷ってから質問した。
「益川さんが戦争は200年で終わらせることができる、とおっしゃっていますが、朝倉さんは何年くらいで戦争を終わらせることが出来ると思いますか?」と質問した。急に思いついて質問したので「しまったな」と思った。「益川さん」と言うんじゃなくて例えば「ノーベル賞をとった益川さん」とか「益川敏英さん」とかフルネームで言うとかすれば良かったと思ったのだ。
渡辺エリさんは質問を理解したようだが、朝倉さんは「男は戦争が好きだからね」というような返答があって、ちょっと質問の意味を勘違いしたかな?と思った。隣に座っていた女房からは『「益川」って聞こえなくて(声が大き過ぎて)「まつかわ」って聞こえたわよ』と後で言われた。
ご自宅の「朝倉(文夫)彫塑館に今度行ってみたいな」と思った。ただし、耐震補強等の工事のため現在改築中で4年後まで閉館中だそうだ。
堤さんとの対談で心に残ったこと
貧困が、無知を生み、戦争に追い立てられる、という話の中で
アメリカの落ちこぼれゼロ法案を参考にして→全国一斉学力テストで仕組まれ⇒経済徴兵制へ
この現状に抗して、オセロを返すように変えていこう。感動が誇りを生み、立ち上がることが出来る。
ということです。
なお、そのなかで渡辺エリさんが、30年振りにアメリカに行くと、「貧困街に太った人が溢れている」というようなことを言っていた。私はアメリカ本国に行ったことはないが、現在のアメリカの映像をいろいろと見る限り、そのようなことが感じられることがある。
肝心の芝居については、
少々昨年より重いテーマだった。テーマが現実に進行しているパレスチナ問題であり、それに日本の若者たちの派遣切り等を絡めているためである。役者の皆さんはそれぞれ熱演で演技の中に連帯感が感じられた。パレスチナの少年役の占部房子さんが明るい口調で語り替えていたので、悲惨な状況の中でも未来への展望を感じさせるものだった。山口馬木也さん渋い演技だった。
山崎ハコさんが最初に舞台で歌ったんだけど、私の席からは後ろ姿しか見えず、熱唱の表情が見えなかった。残念。毬谷友子さんの弾き語りの唄「教訓?」(加川良の歌)良かった。懐かしいが、現代的にアレンジされていてグッと来た。
「命は一つ 人生は一回 だから 命を捨てないようにね あわてるとついふらふらと お国のためなどと言われるとね 青くなってしりごみなさい 逃げなさい隠れなさい」
1970年の歌です。
非戦を選ぶ演劇人の会公演
遠くの戦争~日本のお母さんへ~
8月17日(月)
昨年に続いて、今年も新宿のスペース・ゼロに非戦を選ぶ演劇人の会の公演を見に行く。今年は女房も誘った。昨年の、永井愛さん作の『9条は守りたいのに、口べたなあなたへ…』は、大変熱のこもった芝居であったので、今年も期待した。なお、終演後の、渡辺エリと朝倉摂、堤未果の対談も期待した。18日は森光子の特別出演もあるのだそうだ。(ビデオ出演に変更になったとのこと)チケット1500円。指定席。
昨年は、『演劇人の心意気に感心した』と書いたが、今年は、芝居そのものもそうだが、運営に携わる実行委員の方々の姿も会場で見ていると、女性(女優や女性脚本家や演出家)が元気なのがひしひしと伝わって来た。
19日の新聞によると2日間で900名の参加者だそうだ。
まとめの感想
昨年は自宅に22時には帰られたのに、今年は0時。気持ちは分かるが少し盛込み過ぎた感がある。昨年は、芝居だけであったし、芝居も今年の芝居の方が乗船時間が長かった。それにプラス対談があるし、対談が2セットもあるのだから。
堤未果さんの対談も良かったけど、もっと朝倉摂さんの話も聞きたかったなあ。渡辺エリさんの少々せっかちな質問は彼女特有の個性であり、好感を持って見ていることが出来たが、それでもとくに朝倉摂さんの対談は慌ただしく感じてしまった。質問を会場に急に振られたので、ちょっと迷ってから質問した。
「益川さんが戦争は200年で終わらせることができる、とおっしゃっていますが、朝倉さんは何年くらいで戦争を終わらせることが出来ると思いますか?」と質問した。急に思いついて質問したので「しまったな」と思った。「益川さん」と言うんじゃなくて例えば「ノーベル賞をとった益川さん」とか「益川敏英さん」とかフルネームで言うとかすれば良かったと思ったのだ。
渡辺エリさんは質問を理解したようだが、朝倉さんは「男は戦争が好きだからね」というような返答があって、ちょっと質問の意味を勘違いしたかな?と思った。隣に座っていた女房からは『「益川」って聞こえなくて(声が大き過ぎて)「まつかわ」って聞こえたわよ』と後で言われた。
ご自宅の「朝倉(文夫)彫塑館に今度行ってみたいな」と思った。ただし、耐震補強等の工事のため現在改築中で4年後まで閉館中だそうだ。
堤さんとの対談で心に残ったこと
貧困が、無知を生み、戦争に追い立てられる、という話の中で
アメリカの落ちこぼれゼロ法案を参考にして→全国一斉学力テストで仕組まれ⇒経済徴兵制へ
この現状に抗して、オセロを返すように変えていこう。感動が誇りを生み、立ち上がることが出来る。
ということです。
なお、そのなかで渡辺エリさんが、30年振りにアメリカに行くと、「貧困街に太った人が溢れている」というようなことを言っていた。私はアメリカ本国に行ったことはないが、現在のアメリカの映像をいろいろと見る限り、そのようなことが感じられることがある。
肝心の芝居については、
少々昨年より重いテーマだった。テーマが現実に進行しているパレスチナ問題であり、それに日本の若者たちの派遣切り等を絡めているためである。役者の皆さんはそれぞれ熱演で演技の中に連帯感が感じられた。パレスチナの少年役の占部房子さんが明るい口調で語り替えていたので、悲惨な状況の中でも未来への展望を感じさせるものだった。山口馬木也さん渋い演技だった。
山崎ハコさんが最初に舞台で歌ったんだけど、私の席からは後ろ姿しか見えず、熱唱の表情が見えなかった。残念。毬谷友子さんの弾き語りの唄「教訓?」(加川良の歌)良かった。懐かしいが、現代的にアレンジされていてグッと来た。
「命は一つ 人生は一回 だから 命を捨てないようにね あわてるとついふらふらと お国のためなどと言われるとね 青くなってしりごみなさい 逃げなさい隠れなさい」
1970年の歌です。
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