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関東甲信越ブロック大会in松本

              11月15日(土)16日(日)そして17日(月)

 ブロック集会には参加するつもりで計画を立てていたが、いろいろと迷っていることもたくさんあった。
 千葉から何人か参加するのなら、車で相乗りしていけば安く行けるし,私は17日が代休だったので「少々松本市内を見学することも可能だろう」と思っていた。
 ところが千葉のみなさんの予定を聞くと、私も含めて参加者は2人だけ。もう1人の参加者のMさんは家の都合で、ぎりぎりに東京を出て、終わりしだいすぐ帰るという。
 電車で行くとなると、今現在青春18切符も販売されていないので,往復1万はかかる。車で1人だけは、もったいないし、と迷っていて、女房に声をかけてみた。

 女房は、小学校5年生の時に1年間だけだが、松本に在住していて、松本は愛着のある土地である。
 女房は、お父さんの勤務の関係の転校で、小学校5校、中学2校、高校2校、を経験していて、各地の学校の様子を私はいろいろと聞いていた。
 中でも、松本の源池小学校で「1年間学級で豚を飼い、その豚を処分するかどうかを学級会で討論した」という話に興味を持っていた。当時の源池小学校では、学級ごと、ニワトリやウサギやヤギを飼っていたそうだ。今現在「ブタがいた教室」(1990年の大阪の話)という映画が封切られているようだが、源池小学校では40年も前にそのような実践が行われていた訳である。
 その源池小学校は有名な開智小学校の隣の学区の学校である。
 実は、私と女房は、源池小学校へは、女房が通っていた当時の木造校舎であった20年程前に一度、建て替えられた10年程前に一度、訪問したことがある。20年程前には校舎内も見学させていただいた。木造でも校舎の手入れは良く、図書室が大きく、書籍数もたいへん多かった。校庭には何種類かの野菜を育てている農園や大きな池があり、充実した教育環境に「さすがに長野は教育県だなあ」と感心したものである。松本(人口23万人)に比べて、松戸(人口48万人)は…。
 千葉県内の他市であっても、外見はともかく、印刷の紙が不足していたり「理科では消耗品費がほとんどないところが多い」と良く聞かれるし…。
 女房は、松本の源池小学校から、県内で一番歴史と伝統のある?千葉の本町小学校に転校し、葛城中学に1年在校した。やはり20年程前に本町小学校を訪問したことがある。さすがに、他の千葉県内の小学校よりは歴史の厚みを感じるような学校の教育施設が見られたが、松本の源池小学校より見劣りがしていたことを覚えている。
 今回の旅を通じても、松本は教育と文化を大切にしていることをあらためて強く感じた。

 女房は「ブロック集会には参加しないが、松本の街を散歩する」ということで一緒に車で行くことになった。ブロック集会後には、鹿教湯温泉に泊まり、2年程前に上田に行った際、紹介されていた海野宿にまわることにした。紅葉の妙義山にも寄りたいと考えた。



科教協関東甲信越ブロック大会(要項)

主催 科学教育研究協議会 関東甲信越ブロック大会実行委員会
後援 松本市教育委員会

授業の悩み、一発解消!
     すぐに使える教材、授業の実践が盛りだくさん。
どなたでも気楽に参加できます。
            そば打ち体験もできます。

*期日:11月15日(土)、16日(日)
*会場:松本市(長野県)
(総合社会福祉センター・和光学園研修センター・あがたの森文化会館)

~・~・~ 日 程 ~・~・~
◎15日(土) (総合社会福祉センター)
              長野県松本市双葉4-16

 12:00~14:00 【お楽しみ広場】(教材広場)
   
  楽しく学べる授業のネタがいっぱい

 14:00~16:00 【全体会 記念講演】
 
『野生動物の保護管理』  岸元良輔先生(長野県環境保全研究所)


 16:30~17:30 【実験デモンストレーション】(群馬支部)
 

…… 移動 ……

  18:00~ 【そば打ち講習・夕食・懇親会・宿泊】
 
          (和光学園研修センター) 
           松本市浅間温泉3-56-4

◎16日(日)  (松本市あがたの森文化会館)松本市県3丁目
  9:00~11:30 【分科会】
  
      9:00~ 9:40 1 204号室、205号室、206号室、207号室
      9:55~10:35 2 204号室、205号室、206号室、207号室
     10:50~11:30 3 204号室、205号室、206号室、207号室
 11:40~12:00 【全体会】
*参加費
  宿泊者  夕食朝食懇親会(3000円)宿代(3000円)参加費(1日500円)
                        すべて参加で計(7000円)
  宿泊無し 参加費(1日500円)2日間参加で1000円

駐車場:1日目 総合社会福祉センター・ジャスコ
    宿泊者 松本市営球場 (会場まで徒歩15分 実行委員会で送迎しま
    す。)
2日目 あがたの森公園の駐車場


【分科会】
磁石(小学校3年)茨城
三態変化(小学校4年)埼玉
「自然のたより」 (小学校低学年)東京
「もののとけ方」(小学校5年)山梨
「実や種子のできかた」を豊かにとらえる(小学校5年生)新潟
「大地のつくりと変化」(小学校6年) 栃木
「動物の骨格と筋肉をどう教えるか 鳥の飛翔を中心に」(中学2年)東京
「酸化と還元」(中学選択理科)千葉
生徒小実験・演示実験で組み立てる光の学習(高校)神奈川
”力学を楽しく”(高校)東京
再生医療と免疫(高校)長野



15日(土)晴

10時15分釈迦堂SAで休憩。ここには、高速道路を造った際に出土した縄文時代の遺跡があり、SAから遺跡博物館へ入館することも出来る。200円。興味があったが、時間の関係で今回はパスした。

11時30分に松本。
 松本市街に入り、目星を付けていた昼食の場所を探す内に、女房が住んでいた薄川沿いの社宅跡に来てしまった。ここも3度目の訪問。今回の旅でも来る予定ではいたが、結果的に最初に訪問することになった。


社宅から少し行くと源池小学校。右手に池と農園がある。


源池小学校正門。


明日の会場である『あがたの森文化会館(旧松本高等学校)』


やはり昼食の場所を探している内に着いてしまった松本城。紅葉がきれいそうだ。写真だけ撮る。女房は翌日訪問した。


12時30分やっとお目当ての昼食予定にしていた田楽屋の『木曽屋』にやっと着いた。店の前の道路が工事中。ちょうど昼食時で車がいっぱいでなんとか1台だけ停められた。


すぐ近くに建つ旧松岡医院(現かわかみ建築設計室)。1926年建てられたものとのこと。


950円の田楽定食を頼む。メニューに『はちのこ』というのを見つけ、女房には文句を言われたが、興味を持って注文してみる。650円でほんの少し。イナゴは食したことはあるが『はちのこ』は初めての経験だ。扱っている店は松本でも少ないそうだ。意外に抵抗なく食べられた。昔、イナゴを食べた時は「ゴキブリか?」と思った程抵抗があったが、この『はちのこ』は、ずいぶんしっかりと煮詰められていることもあるのだろうが、歳のせいか近くがよく見えないためもあって抵抗感はほとんどなかった。食した感想は、食感は多少シャキシャキしていて、うまく表現出来ないが味自体はアサリの佃煮のよう。家にもって帰って子どもに見せてあげようと思ったので半分しか食べなかったが。ただし、食べてしばらく『変な感じ』?がした。滋養があるような、何か変な感じなのだ。これは、家に帰って残った『はちのこ』を食べた後にもしばらく続いた体験であった。
 田楽は、前に食した伊賀の田楽屋の方が本格的な味であった。


会計の際、ふと気付くと店の中に『熊谷守一』の作品。実物をこのように飾っているのに驚いた。


13時15分松本の大名町通り近くで女房を降ろし、南松本駅に向かう。そこまでの道がストレートに行けず、時間がかかった。
11時35分南松本駅。味のある小さな駅であった。


南松本駅からすぐの今日の会場である総合社会福祉センター。


お楽しみ広場を開催中であった。会場には50人程の参加者。




群馬支部のネオジム衝突球を買ってしまう。500円。




宮内さんのニセ科学批判のミニ講演。


長野県支部実行委員長挨拶。


14時から長野県環境保全研究所の岸本良輔さんの講演。
『野生動物の保護管理』




















































































15時40分講演終了。


講演後「キツネが増えていることはないのか」と質問。そういうこともあるかも知れないが、まだ分からないらしい。過去にわざと人がキツネを放した地域もあるらしい。


長野支部から秋の味覚のプレゼント。


15時50分から群馬支部の実験デモンストレーション。


「音は振動である」ということを様々な角度から、追求する教具。まず、振動で回転する様々なガリガリとんぼの数々。


音は振動なので紙コップに付けたものも回転するだろうか、という教具。




ベルを棒で擦ると振動がしだいに増幅されて…。




金の輪に通したワッシャーが輪を回すと振動で回転する。


ロウソクの炎で回転する。


100円ショップで売られているミニイルミネーションをフィルター付の偏光板で覗くと…。200円のセットで売っていたので買ってしまった。


掃除機と網でペットボトルで作ったハネを飛ばす。


回転登り虫の仕組み。


アルミ缶で作った回転体を電流で回す。


回転磁界の数々。






電磁誘導を確かめる。




移動時間がかかりそうなので、予定より早く16時30分に終了。ちょうど千葉のMさんが来た。
女房が、松本から電車に乗って、予定より早く来てくれたので、心配したが待つことはほとんどなかった。
Mさんも乗せ、16時50分総合社旗福祉センターを出たが松本市街は渋滞。浅間温泉までずいぶん時間がかかった。空いていれば15分もかからないだろう。


17時45分に宿泊所である和光学園研修センター。和光学園研修センターの管理人さんが出迎えてくれた。










『立春の日は寒くとも 春は近づいている』という銅板のプレートが。
この研修所は、浅間温泉生まれで、元読売新聞記者の寄藤知律氏が和光の教育に共感し、土地を寄贈したものだそうである。『家族を愛し 山を愛し 自由と平和と日本の真の独立をもとめる人生であった』と記されている。




お風呂は掛け流し?の温泉である。








子ども達の合宿でも使われるそうだが、たいへんきれいな施設で、築15年程経っているとは思われなかった。今回のように30人以上の大人が泊まることは初めてだそうで、スリッパが足りなくなって、管理人さんが買いに行ってくれたそうだ。
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