飯田橋から有楽町
科学教育リテラシー向上へのチャレンジ
子どもを 学校を 地域を変える!
ガリレオ工房 日本科学教育振興財団・科学技術館 理科カリュキュラムを考える会 主催
1月13日(日)
科教協千葉の会報に同封されていた科学教育リテラシー研究会のチラシをみて、同期会で東京に出かけるついでに行ってみようと思ってはいた。同じような日程で民主教育研究所の全国教育研究交流集会(教育基本法「改正」後の動向と私たちの教育実践・研究の創造ー東京から日本の教育を問う)も明治大であり、こちらも興味を持った。全国教育研究集会は参加費2500円ということと、当日の日程の関係で飯田橋の東京理科大にいくことにした。
今年一番の寒さの中(と言っても北国から比べればたいしたことはない)東京理科大(神楽坂)に向かう。
東西線の飯田橋から地下を通ってずいぶん歩くとB3出口からは理科大のすぐ近くに出られる。

出口近くに掲示されていた飯田橋周辺の江戸地図。

文具と書かれた看板の所が地下鉄出入り口 分かりづらい

神楽坂の言われ

右のビル群が東京理科大




滝川さんの挨拶は始まっていた

科学教育リテラシーシンポジウムの午前中だけだが参加できた。午後も少し出ようとは思ったが、午前中の進行が遅れ、午後の部が14時からということになったので、午前中のみになった。
滝川氏の開会の挨拶後に有馬朗人(元文部大臣)氏の講演があった。


有馬氏は開口一番「ようするに国が金を出せばいい」という発言をされた。
次に何回も強調していたのは「子ども達をはげましてほしい。(元気を出させてほしい)」ということであった。
それは、
『義務教育では学力は下がっていない。「学力低下」の原因は教師にあるかのようなマスコミの煽動に教師は動揺しないこと。世界的にみて日本の教員の質はいい。科学的リテラシーをはかるPISAの結果を科学的に分析すればよく分かる。ただ、高校からは課題がある。
それは、理系出身の人達が重用されていないからだ。』
というような話から切り出された。
さらに「科学が地球の危機を救う」「CO2除去を」と訴え「地球温暖化と温室ガスとの因果関係は不明」という科学者を批判した。
水俣病解明の際の科学者の役割を例に出し、将来の危機に立ち向かわず、問題を曖昧にするような役割をする科学者を批判していた。その姿勢には好感が持てた。
どのようなテストであれ、学力を単なる試験結果のようにとらえる捉え方には私は同調しない。今、教育現場の最前線で問われているのはそのような捉え方をした「学力問題」よりも「学習意欲の問題」であると私は考えている。しかし、確かに「学力問題」を切り口にされて教育現場が振り回されているという危機は持っている。その「学力問題」をうまく利用している教育資本側の力も感じている。文科省が音頭をとった昨年の学力テストは、行政側の教育への介入と教育資本の論理が巧みに統合して働いた最悪の動きの一つである。私は、「学力問題」は、有馬氏が言うような「マスコミが元凶」では決してなく、市民をコントロールしたがる「転んでもただでは起きない行政側」と「教育資本側」が元凶であると思っている。
今、教育現場で求められているのは「子どもたちに自信を」と言っておられたが、要するに私から言わせれば「子どもたちに展望を!」ということではないだろうか?
有馬氏の話は、予定されていた講演時間を2倍以上オーバーしていた力の入った話ではあった。
この後、パネルディスカッション「理科の授業を支援する新しい試み―理科支援員・特別講師の初年度成果」があった。5人のパネラーがいたが、1人ずつご自分の報告をするだけでずいぶん時間がかかり、討論ということはあまりなかった。
パネラー
佐々木亨(文科省科学技術・学術政策局基盤政策課)
守本憲弘(経済産業省経済産業政策局産業人材参事官室)
大木茂(科学教育振興機構理数学習支援部理科学習支援課)
高安礼士(千葉県教育センター)
曽我部國久(出雲科学館)


各地域でのポスターセッションを覗いた。

科教協新潟の小林さんが1人で準備をされていた。



駅までの近道

科教協ちばの杉山さんと昼食のラーメンを食べる。

野菜タンメン(490円)

向かいでは何かの会かな?和服姿の一団が記念写真を撮っていた。

地下鉄有楽町線で同期会会場のある有楽町へ向かう。
有楽町の地下からすぐビックカメラの入口が。

地下鉄出口

有楽町から新しいビル群。


同期会会場へ

低床バス。新型ですね。

同期会後の帰宅の電車は、東京駅から乗車した。そのために東京国際フォーラムから入って東京駅まで歩いた。

22時過ぎでも東京国際フォーラムの出入り口は空いていることを初めて知る。





閉館は23時30分だそうだが、その時間までなのだろうか。紙袋をそばに2つ程置いて、ガラスのドームの下で時間を潰していると思われる方々がけっこういた。

科学教育リテラシー向上へのチャレンジ
子どもを 学校を 地域を変える!
ガリレオ工房 日本科学教育振興財団・科学技術館 理科カリュキュラムを考える会 主催
1月13日(日)
科教協千葉の会報に同封されていた科学教育リテラシー研究会のチラシをみて、同期会で東京に出かけるついでに行ってみようと思ってはいた。同じような日程で民主教育研究所の全国教育研究交流集会(教育基本法「改正」後の動向と私たちの教育実践・研究の創造ー東京から日本の教育を問う)も明治大であり、こちらも興味を持った。全国教育研究集会は参加費2500円ということと、当日の日程の関係で飯田橋の東京理科大にいくことにした。
今年一番の寒さの中(と言っても北国から比べればたいしたことはない)東京理科大(神楽坂)に向かう。
東西線の飯田橋から地下を通ってずいぶん歩くとB3出口からは理科大のすぐ近くに出られる。

出口近くに掲示されていた飯田橋周辺の江戸地図。

文具と書かれた看板の所が地下鉄出入り口 分かりづらい

神楽坂の言われ

右のビル群が東京理科大




滝川さんの挨拶は始まっていた

科学教育リテラシーシンポジウムの午前中だけだが参加できた。午後も少し出ようとは思ったが、午前中の進行が遅れ、午後の部が14時からということになったので、午前中のみになった。
滝川氏の開会の挨拶後に有馬朗人(元文部大臣)氏の講演があった。


有馬氏は開口一番「ようするに国が金を出せばいい」という発言をされた。
次に何回も強調していたのは「子ども達をはげましてほしい。(元気を出させてほしい)」ということであった。
それは、
『義務教育では学力は下がっていない。「学力低下」の原因は教師にあるかのようなマスコミの煽動に教師は動揺しないこと。世界的にみて日本の教員の質はいい。科学的リテラシーをはかるPISAの結果を科学的に分析すればよく分かる。ただ、高校からは課題がある。
それは、理系出身の人達が重用されていないからだ。』
というような話から切り出された。
さらに「科学が地球の危機を救う」「CO2除去を」と訴え「地球温暖化と温室ガスとの因果関係は不明」という科学者を批判した。
水俣病解明の際の科学者の役割を例に出し、将来の危機に立ち向かわず、問題を曖昧にするような役割をする科学者を批判していた。その姿勢には好感が持てた。
どのようなテストであれ、学力を単なる試験結果のようにとらえる捉え方には私は同調しない。今、教育現場の最前線で問われているのはそのような捉え方をした「学力問題」よりも「学習意欲の問題」であると私は考えている。しかし、確かに「学力問題」を切り口にされて教育現場が振り回されているという危機は持っている。その「学力問題」をうまく利用している教育資本側の力も感じている。文科省が音頭をとった昨年の学力テストは、行政側の教育への介入と教育資本の論理が巧みに統合して働いた最悪の動きの一つである。私は、「学力問題」は、有馬氏が言うような「マスコミが元凶」では決してなく、市民をコントロールしたがる「転んでもただでは起きない行政側」と「教育資本側」が元凶であると思っている。
今、教育現場で求められているのは「子どもたちに自信を」と言っておられたが、要するに私から言わせれば「子どもたちに展望を!」ということではないだろうか?
有馬氏の話は、予定されていた講演時間を2倍以上オーバーしていた力の入った話ではあった。
この後、パネルディスカッション「理科の授業を支援する新しい試み―理科支援員・特別講師の初年度成果」があった。5人のパネラーがいたが、1人ずつご自分の報告をするだけでずいぶん時間がかかり、討論ということはあまりなかった。
パネラー
佐々木亨(文科省科学技術・学術政策局基盤政策課)
守本憲弘(経済産業省経済産業政策局産業人材参事官室)
大木茂(科学教育振興機構理数学習支援部理科学習支援課)
高安礼士(千葉県教育センター)
曽我部國久(出雲科学館)


各地域でのポスターセッションを覗いた。

科教協新潟の小林さんが1人で準備をされていた。



駅までの近道

科教協ちばの杉山さんと昼食のラーメンを食べる。

野菜タンメン(490円)

向かいでは何かの会かな?和服姿の一団が記念写真を撮っていた。

地下鉄有楽町線で同期会会場のある有楽町へ向かう。
有楽町の地下からすぐビックカメラの入口が。

地下鉄出口

有楽町から新しいビル群。


同期会会場へ

低床バス。新型ですね。

同期会後の帰宅の電車は、東京駅から乗車した。そのために東京国際フォーラムから入って東京駅まで歩いた。

22時過ぎでも東京国際フォーラムの出入り口は空いていることを初めて知る。





閉館は23時30分だそうだが、その時間までなのだろうか。紙袋をそばに2つ程置いて、ガラスのドームの下で時間を潰していると思われる方々がけっこういた。

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